
こんにちは。うさたんです。
寒すぎて毎日布団で閉じこもっていたい日々です。
冬眠制度取り入れて…。

さて、そんな寒い日でも毎日洗濯掃除という家事、仕事をこなす
スーパーマンをご存知でしょうか?
そうです、お母さんです。
毎日バタバタとしているお母さんを不思議な気持ちで見ていましたが
今の私に到底真似できないなと思います。
そんなおかあさんの応援歌が今各方面で話題になっていますので
少し考察してみようと思います。
目次
「あたし おかあさんだから」とは

Huluの「だい!だい!だいすけおにいさん!!」という番組で11代目うたのお兄さんである
横山だいすけさんが冠番組で歌唱し、放送されました。
絵本作家の「のぶみ」さんが歌詞を担当した新曲ですが、こちらがお母さま方の間で
物議をかもしているというのです。
歌詞に対する様々な意見
この曲に対する賛否両論がtwitterでは溢れんばかりに出ております。
twitterでよく使用されるハッシュタグも「#おかあさんだから」だけでなく、「#おかあさんだけど」という
相反する気持ちを表したものまで出回っています。
ツイート内容は様々ですが、批判の意見も多く見受けられます。

「呪い」のように聞こえて気持ち悪い



炎上してしまうんだなあ…

立場が違えばこの歌のとらえ方も変わってくるんだな~とツイートを見ながら
私も感じることがありました。
しかし、なぜこんなにも批判的な意見がとびかってしまったのでしょうか?
炎上してしまったわけは

親は我慢してなるものだ、と聞こえる?
この曲の歌詞の中には何度も「あたし おかあさんだから」という言葉が出てきます。
それが自己犠牲を強いているように聞こえてしまうということです。
「親だから、我慢しなくてはならない」
「親だから、我慢することが当たり前だ」
と言われているように聞こえてしまう、ということなんですね。
子どもに同情?
これを言われ続けた子どもの立場になって共感できないと言われる方も。
「あなたがいるから」という言葉に変えても歌詞が進んでしまう構成だ、と見ている方もいます。
追い詰められてしまうように聞こえる?
「こんなにつらいけど、幸せだと思い込む」ように聞こえてしまう方もいらっしゃるそうです。
頑張ってるけど、お母さんなら仕方ないでしょ、と言われているように聞こえて
自分の立場が追い詰められているように感じてしまう…とのこと。
子育てへの考え方
大きく意見が分かれてしまい、このように物議をかもしてしまうのには
その人たちが置かれている環境によるのではないでしょうか。
周りが手を差し伸べてくれる環境にいる人たちは「おかあさんだけど」出来ることもあります。
しかし、誰にどのように助けを求めていいのかわからない場合は「おかあさんだから」できないこともでてきます。
その環境の差や置かれている状況の違いが「共感・非共感」の状態を作ってしまっているのではないかと思います。
考察
この歌のポイントは「主役が誰か」になっていることにあると私は考えました。
お母さんになると、「主役は自分ではない」なんて言われてしまうと「自分の人生とは一体何なのだろうか」
というところに帰着するのではないかと思います。
私が子育てに触れ合う環境の中で一番大切だと思うのは「親御さんも楽しそうであること」です。
無慈悲の心。自己犠牲。
そういった言葉は簡単に口にすることは出来てもなかなか心から実行することは難しいです。
そのため、それぞれが自分の人生の主役として楽しむことが相手を思いやることが出来る心の余裕に
つながるのではないかと考えます。
また、この歌詞を書かれる際に実際のお母さんたちからアンケートをSNSで作詞家さんはとっておられます。
つまり、”おかあさん”を経験した人たちからの生の声であることも事実なんです。
そういった点も含め孤独を感じやすいと言われる子育ての実情を感じてしまう歌詞だなと思います。
もっともっと、子育てのしやすい環境をつくることが必要であると
訴えかけられているような気分になりました。
mitメンバーに聞いてみた
教育・保育の観点に関わってきた私もそうですが
自分の家族や様々な環境の中で生きてきたmitのメンバーにもどう思うか聞いてみました。


子供ができたら我慢せなあかんことあるやろうし、それもふまえての覚悟のうえで子供をつくることが思うし、
あれもこれも我慢してます、でも幸せっていう言い回しはそれは違うかな~って。


「お父さんは、子ども、奥さん、家族を守るために自分のやりたいこと我慢して働いてるんだよ。でもお父さんで幸せだよ。」って言ってたら「働くことが嫌い」になってたんちゃうかなと思う。
どうせやったら、「お父さん、毎日が楽しいよ!お前や、お母さんがいて、大好きな仕事までできて。お父さん幸せだよ。」
って言われたら、「 早く大人になって家族もって働きたい」と感じるんじゃないかな。


ちょっとした言葉選びだったり視点の違いでこういったある種の”誤解”を生んでしまっている可能性はあるよね


大人が子供に示す態度としては、「適切ではないのではないか」と感じてしまう。
だから、個人的にこの一連の感想は
「子供向けの歌として大人が子供に聴かせるには、あまりに”リアル”な現実を突きつけすぎてるし、目指すべき姿や可能性に蓋をしてしまってるんじゃないか」というところになるかな


まとめ
言葉は、人に伝えるといくつものとらえられ方があり
いくつもの考え方があるということを改めて感じる機会となりました。
親御様の感じる苦労を少しでも、少しずつでも改善していき
「こういった時代もあったね」と笑いながら話せる未来になるのが
きっと日本がもっともっと良くなっていくためには必要なのではないかと考えます。

本当に親に感謝しなくちゃな…という気持ちにもなりました。
全国の保護者の皆様、本当に毎日お疲れ様です。
ではでは!